「Webライターに興味はあるけど、未経験でもできるのか不安」
「実際にWebライターの仕事をしている人の体験談を聞きたい」
私もWebライターを始める前は、このような悩みを持っていました。
Webライターは記事を書くだけではなく、情報を集めたり構成を作成したりと、幅広い業務に携わります。
- Webライターの仕事内容
- 私が実際にやってきた仕事について
- Webライターの働き方
- Webライターに必要なスキル
- Webライターに向いている人
より具体的にWebライターの仕事内容を知りたい人は、ぜひ最後までお読みください。
Webライターとは

Webライターとは、Web上に公開される文章を執筆する仕事のことです。
執筆するのは主に
- 企業のコラム記事
- SEO記事
- ECサイト
- 商品紹介の記事
- SNSの投稿文
などがあります。
Webライターになるには紙媒体の執筆とは異なり、Webライティング特有のスキルが必要です。
【種類別】Webライターの仕事内容

Webライターには、いくつかの種類があります。
- SEOライター
- セールスライター
- コピーライター
- 取材ライター
- シナリオライター
- PRライター
SEOライター
SEOライターは読者がGoogle検索をしたときに、執筆した記事が上位表示されるよう、SEO施策をしながら執筆をします。
SEOとは検索エンジン最適化のことを指し、具体的には以下のような対策をします。
- タイトルと見出しにキーワードを入れる
- 読者が必要とする情報を含める
- オリジナル性を出す
- 内部リンクを設置する
- 箇条書きや装飾などで読みやすい工夫をする
記事を上位表示させることでPV(ページの閲覧数)や流動数が増え、集客に繋がります。

私も、ほとんどの仕事がSEOライティングです!
セールスライター
セールスライターは、商品やサービスを売るための文章を執筆します。
読者に「買いたい」と思ってもらい、購入してもらうのが目的です。
LP(ランディングページ)やメールマガジンなどで用いられることが多い傾向です。
ユーザーに行動を促すセールスライターは専門的なスキルが必要で、ある程度の経験とスキルが必要です。
コピーライター
広告やCMなどで見かけるキャッチコピーを考えるのが、コピーライターの仕事です。
広告で商品やサービスの魅力を伝えることで、知名度を上げたり読者の行動を促したりします。
- お、ねだん以上。ニトリ
- カラダにピース。CALPIS
- そうだ京都、行こう。
取材ライター
取材ライターは企業や店舗に訪れて取材を行い、そこで得た情報をもとに執筆にします。
場合によっては、「アポを取る」「写真撮影」などの業務を担うこともあるでしょう。
取材にはコミュニケーション能力がとても大切です。
より深い内容まで知るには、それを引き出すための取材スキルが必要になります。
また取材した内容を、単にまとめるだけでは意味がありません。
「魅力的に感じてもらえるような工夫をする」「分かりやすい表現にする」といった配慮も必要です。
シナリオライター
シナリオライターとは、YouTube動画のシナリオや、音声メディアで流す文章などを考える仕事です。
クラウドソーシングで、初心者に向けた案件として募集していることもあります。
そのためストーリーを考えることが好きな人や、ライター初心者におすすめしたい内容です。
PRライター
PRライターは、企業やブランドを宣伝するための文章を執筆します。
扱う媒体は以下のものがあります。
- SNS
- プレスリリース
- メールマガジン
- 企業のオウンドメディア
Webライターの執筆以外の仕事内容


Webライターと聞くと、「文章を書くだけでしょ?」と思う人もいるでしょう。
ですがWebライターの仕事は執筆だけにとどまらず、幅広い業務を担当します。
- 情報収集
- 構成作成
- 入稿作業
- 画像の選定や挿入
情報収集
記事を作成するには、情報を集めること=リサーチが必要です。
情報を集める手段は
- Google検索
- SNSを見る
- 本を読む
などさまざまですが、ここではGoogle検索のやり方について解説します。
Google検索でリサーチする際にやってほしいことは以下のとおりです。
- 上位10サイトの内容を確認する
- 集めた情報が正しいかを判断する
- ユーザーがなぜそのキーワードを検索したのか考える
- サジェストキーワードを調べる
※サジェストキーワードとは、キーワードを検索したときに候補として表示されるキーワードのこと。
サジェストキーワードを調べるのにおすすめなツールが、ラッコキーワードです。
例えばキーワードが「Webライター」の場合、サジェストキーワードは以下のものがあります。


すると
- 副業でWebライターを始めたい
- Webライターの始め方を知りたい
- Webライターは未経験でもできるのか気になる
といった読者の悩みが分かります。
サジェストキーワードを調べることで、そのキーワードを検索する読者が、どのような悩みを持っているのかを把握できます。
構成作成
記事における構成とは、骨組みのようなもの。
構成は以下のような役割を持っています。
- 読者に情報を分かりやすく伝える
- スムーズに執筆ができる
- Googleに記事の内容を伝える
つまり、Webライターや読者、Googleにとって構成はとても大切だということ。



構成をていねいに仕上げると、執筆がスムーズに進みます!
入稿作業
入稿とはWebを公開するシステム(CMS)に、書いた文章を入力する作業のこと。
CMSはコンテンツマネジメントシステムの略で、知識が浅くてもサイトやブログを作成できるシステムです。
CMSの中でも、Webライターが押さえておきたいのがWordPress(ワードプレス)です。



このブログも、WordPressで作成しています!
クライアントによっては「WordPressに入稿してください」と指示されることもあるため、WordPressの知識を持っておくと仕事の幅が広がります。
画像の選定や挿入
記事のキーワードに関連する画像を選定することもあります。
▼私がこれまで使用した画像検索ツール
- 無料のフリー画像サイト
- ECサイト
画像を探すサイトを指定された場合は、そこでキーワードを入力して、記事の雰囲気に合う画像を選定しましょう。
【体験談】Webライターの仕事を紹介


ここからは、私が実際に経験してきたWebライターの仕事を紹介します。
※紹介する仕事は、すべてフリーランス(業務委託)の内容です。
- 地域の情報サイト
- 大人の女性向けアプリ
- Webマーケティングを行う企業からの依頼
これらのクライアントと直接契約をする流れは、以下の記事で紹介しています。


1.地域の情報サイト
神戸の情報サイト「神戸journal」に掲載する記事を執筆していました。
リライト記事
情報もとになる記事を参考にして、情報を分かりやすく並び替えたり、表現を変えたりしました。
まとめ記事
「おすすめのスポット〇選」などの、まとめ記事を執筆しました。
業務内容
- 公式サイトやInstagramで情報収集
- 必要な情報をピックアップ
- 画像を選定する
- WordPressに入稿



心がけたことは、お店やスポットごとの特徴を捉え、しっかりと魅力が伝わるようにすることです。
感じたこと
私が神戸在住ということもあり、神戸の情報サイトの記事執筆に携われたことは、とても嬉しかったです。
グルメやおでかけなど、好きなジャンルを執筆できたので、楽しみながら取り組めました。
2.大人の女性向けアプリの記事
大人の女性をターゲットにしたアプリ「LOCARI」に掲載する記事を執筆しました。
ジャンルごとに、執筆した記事と業務内容を紹介します。
自己啓発
▼担当業務▼
- テーマを考える
- 構成作成
- 執筆
- 画像選定
- 入稿作業
商品紹介
▼担当業務▼
- 商品選定
- 商品情報のリサーチ
- 執筆
- 入稿作業
SEO記事
▼担当業務▼
- 競合サイトの研究
- 構成作成
- 執筆
- 商品選定
- 画像選定
- 入稿作業
レシピ紹介
▼担当業務▼
- レシピ検索
- 執筆
- 画像選定
- 入稿作業
感じたこと
「女性をターゲットにした記事を書いてみたい」という憧れがあったので、夢が叶った瞬間でした!
大人の女性に向けて丁寧で優しい文章で執筆し、読者をイメージしながら執筆できたことはやりがいでした。
3.Webマーケティングを行う企業からの依頼
2025年の1月から、継続的に依頼をいただいているクライアントさんです。
主に、「内装」「介護」のジャンルを中心に執筆しています。
仕事を進める流れ
chatworkで記事の依頼があります。
キーワードと文字数、納期などを確認して、引き受けるかを判断します。
キーワードに沿って、記事の構成を考えます。
競合サイトを研究し、どのような内容を含めるかを考えます。
構成案をクライアントに確認してもらい、OKが出たら執筆開始。
作成した構成に沿って、見出しごとに内容を考える作業です。
記事が完成したら、納期までにクライアントに提出します。
記事の依頼から納品までの期間は、約3週間ほどです。



本業との都合を見て、依頼数を決められるのがありがたいです。
Webライターの働き方


Webライターの働き方は大きく分けて、「会社勤め」「フリーランス」の2つがあります。
会社に勤めて働く
企業に勤める場合、正社員や派遣社員、アルバイトなどの働き方があります。
主にWeb制作会社や広告代理店などに勤めることが多いです。
企業に勤めてWebライターとして働くメリットは以下のとおり。
- 収入が安定する
- 研修などがあれば、未経験でも学べる環境が整っている
フリーランスの場合、自分で仕事を獲得しなければ収入が増えませんが、企業に勤めていると収入は安定します。
仕事内容は会社ごとに異なるため、求人情報をしっかりと確認しておきましょう。
フリーランスとして働く
フリーランスは企業や個人から業務委託として仕事を受注し、成果物を納品することで収入を得られます。
- 働く場所と時間を決められる
- 好きな仕事に挑戦できる
- 収入に限度がない
フリーランスの中でも本業として働く人と、副業で働く人がいます。
副業フリーランスは、休日や隙間時間を利用して働けるため、「自分のペースで副業をしてお金を稼ぎたい!」という人にはぴったりの働き方です。



私もアルバイトをしながらWebライターをしているので、副業フリーランスです!
Webライターになるために必要なスキル


Webライターは資格がなくても始められますが、仕事を進めるうえで必要になるスキルはいくつかあります。
- Webライティングのスキル
- SEOの知識
- リサーチ力
- WordPressのスキル
Webライティングのスキルを身に付けるための勉強法は、以下の記事で紹介しています。


1.Webライティングのスキル
読者にとって「読みやすい文章」「分かりやすい文章」を書けるように、Webライティングのスキルを身につけましょう。
- 同じ語尾を繰り返さない
- 結論から伝える
- 一文を短くして、内容が伝わるように工夫する
- 冗長表現をしない
- 接続詞を使いすぎない
これらを意識することで、読みやすくて分かりやすい文章に仕上がります。
2.SEOの知識
SEOとは「検索エンジン最適化」のことで、Googleなどの検索結果で上位表示させるための施策のこと。
- タイトルや見出しにキーワードを含める
- 箇条書きや装飾などで、見やすい工夫をする
- オリジナル性の高い内容を入れる
- 読者を引き込ませるようなリード文を書く
上記以外にもSEO対策はいくつもありますが、いずれにせよ「読者に寄り添った記事にする」ための施策です。
上位表示されるということは、Googleから評価されているということになります。
評価基準として
- ユーザーにとって有益な情報を含んでいるか
- 経験、専門性、権威性、信頼性を満たしているか
- 情報は最新のものか
- スマートフォンで見たときに最適かどうか
などがあります。
3.リサーチ力
記事を書くには、必要な情報を集めなければいけません。
情報収集で大切なのが「その情報が正しいかどうかを判断すること」です。
その情報が正しいかを判断するには
- どの企業、誰が発信している情報か
- 公式の情報か
- いつの情報か
これらの項目は必ず確認するようにしましょう。
正しい情報を集めたら、そのキーワードで検索するユーザーにとって「どの情報が必要か」を考えて、記事の内容を考えてください。
4.Wordpressのスキル
W3Techsによると、日本国内のCMSのシェア率はWordpressが83.1%を占めています。
そのためWordpressのスキルを持っておくと、Webライターの仕事の幅を広げられます。
案件によっては、単価アップに繋がることもあるでしょう。
Webライターに向いている人


Webライターの仕事には興味を持てたけど、自分に向いているのか気になる人もいますよね。
そんな人に向けて、ここからはWebライターに向いている人の特徴について紹介します。
- 文章を書くのが好き
- パソコン作業が苦にならない
- スケジュール管理ができる
- 調べることが好き
- 相手の気持ちを考えられる
文章を書くことが好き
Webライターは文章を書くことが基本です。
そのため普段から日記を書いたり、読書をしたりしており、文章に触れることが好きな人には向いています。



私は中学生の頃から手帳を書いており、とにかく書くことが大好きです!
長時間文章を書く仕事であれば、できるだけ苦にならないほうがいいですよね。
パソコン作業が苦にならない
Webライターは、パソコンを使って仕事をすることがほとんどです。
「ずっと座りっぱなし」「画面を見続ける」ことが、苦にならない人がいいでしょう。
パソコン作業を続けていて集中力が切れてしまったときは、カフェやシェアオフィスに移動して、作業場所を変えてみるのも一つの方法です。
スケジュール管理ができる
Webライターは納期を意識しながら作業を進める必要があるため、スケジュール管理を徹底しなければいけません。
特に、本業の隙間時間を利用して副業として働いている人は、時間を効率よく使うことが大切です。
以下の記事で、私が実践しているスケジュール管理術について紹介しています。


調べることが好き
気になることを調べる習慣がある人は、その習慣を記事を作成するときに大いに役立てられます。
執筆をするときに、わからないことがあったり疑問に感じたりすることがあれば、調べて解決することが大切です。
リサーチを怠ってしまうと、読者に満足してもらえる記事は書けません。
相手の気持ちを考えられる
Webライターは読者を想像しながら、記事を執筆することが大切です。
- 読者はどのような悩みを持っているのか
- 何を解決したいのか
- そのキーワードに関する知識を持っているか
例えばWebライター初心者に向けた記事で、「Wordpress」という単語が説明なしで出てきたらどうでしょうか。
え、Wordpressってなに??
おそらく、読者は戸惑ってしまうでしょう。
想定する読者が記事を読んだときに、スムーズに記事を読み進めてくれるかどうかはとても大切です。
未経験でもWebライターに挑戦できる
この記事では、Webライターの仕事内容や必要なスキル、向いている人などを紹介しました。
文章を書く仕事が初めての人は、「自分でもできるのかな?」と不安でしょう。
ですが、いろいろな案件に挑戦して執筆数を増やすことで、文章力は上達します。
この記事を読んで、Webライターに対する興味が深まったなら、初心者向けの仕事から挑戦してみましょう!